投資で一番大切な20の教えの要約
個人的に気に入っている良書だと思ってますが、
約300ページのボリュームがあり、じっくりと読むのは大変です。
そこで株式投資歴20年の私が「投資で一番大切な20の教え」の重要部分を
コンパクトに要約、加えて書評を入れていますのでご覧下さい。
マクロ経済について
マクロ経済の勉強は難しいし、それを強みにできる人はほぼいないので
マクロ情勢の先行はわからんと認識する事。
→つまりマクロ経済予測には、ほぼ価値が無いのでより狭い範囲に特化。
したがって投資家は個別の業界・企業・証券などの「知りうる事」について
時間を費やした方が良い。
■ 買い方について
多くの投資家は順張りだが、優れた投資家は逆張りである。
とは言っても逆張りも常に利益をあげられるアプローチではない。
群衆と正反対のポジションを持つだけでは不十分で
なぜ群衆が間違っているのか?を理解した上で行わないといけない。
そうする事で自分が間違っているように見える時
含み損が生じている時も新年を貫く事ができる。
私:というわけで私も買い方を順張りから逆張りに変更しました。
順張りはメンタル的には楽ですが、逆張りはメンタル的にきついですね。
ただ、利幅は確実に逆張りの方が大きいです。
■ 振り子
振り子の振動は高値を買い、安値で売るように群衆を駆り立てる。
私:「ものすごくわかる。」
私の場合安値に近づくと何の理由もなく無性に損切りしたくなる。
つまり、群衆に加わると悲惨な結果になる。
極端な状態に抵抗する力を持っている者はまれ。
しかし、成功している投資家はほとんどこの資質を持つ。
強気であれ弱気であれ市場トレンドは行き過ぎる。
最後の輪に加わった者は痛い目にあう。
冷静さを保つ力を過信してる時、投資家は相場の谷底で過ちを起こす。
自信と決断力を失った投資家は底値で売ってしまう。
その後の相場回復の波に乗る機会を自ら逃す可能性がある。
私:損切りした後の上昇。何度経験したかわからん(涙)
ただ、相場が難しいのは、行き過ぎた状態が発生したとしても「割安」
「明日値が上がる」とは全く別物で、割安であっても数年に渡ってその状態が続いたり、さらに割安度を強めたりする場合だってある。
売買チャンスについて
良いチャンスは常には無い(日常ではない)
?絶好の買い時、売り時はバリュエーションが極端レベルに達した時に
訪れる。
売り手が積極的に売ろうとしているモノの中から
買うモノを選んだ方が高リターンを生む傾向あり。
仮に、良いチャンスを逃したとしても耐えられない程の痛みは無い。
? 死なないという事
でも数年に1度の売買で満足する人はほとんどいない。
だから、それほど魅力的ではないタイミングで取引する必要もある。
よって、あまり勝ち目がない状況下である事を理解した上で慎重に
取引しなければならない。
ディフェンス型の投資
〇株価が本質的価値を下回った時だけ買う。
〇レバレッジはかけない
〇分散投資をする
儲けと損失回避の両方を追求する事はできない。
→エリスは損失回避に力を入れるべきと言ってる
ディフェンス比を高めたい時
お気楽かつ無謀な他の投資家の振る舞いに気付く
リスク高い資産を売る
キャッシュ比率を高める
ポートフォリオ全般でディフェンシブ傾向を高める
私がどうやって万年負け組の投資家から勝ち組に
なれたのか?を以下にまとめました。