バリュー株のPERの目安 何倍がいいのか?
バリュー株投資の場合
一般的には「PER」という数字を参考に割安度をみます。
株価の割安度を測るPERに関してです。
まず、PER20倍を超えている銘柄は割高と考えて除外、バリュエーション的に割安ではないという判断です。
よって、PER20倍までの企業が投資の対象になりますね。
個人的に、
これまでは一律でPER20倍までをバリュー株という認識でいました。
バリュー投資家でもある清原達郎さんの書籍を熟読し、清原さんのPERに対する考え方を学んで私のPERに対する考えも変わりました。
PERは何倍まで割安?
PER20倍まで
グローバルにニッチ市場を押さえていて
マーケットシェアが高い。
PER15倍まで
マーケットシェアはそれほど高くないけど
優良顧客を数多く抱えている
PER10倍まで
中小の不動産会社
PER7倍まで
大手企業の下請けで顧客数が少ない
中小企業ほど
PERは低めという傾向
ヒストリカルPER
その次にヒストリカルPERをチェック
ヒストリカルPERはマネックス証券で確認できる。
ログイン後
株価指標で確認できる。
ヒストリカルPERをみて高めの場合は
買いを見送る場合が多い。
キャッシュニュートラルPER
キャッシュニュートラルPERを算出
PER × ( 1 - ( 流動資産 + 有価証券 × 70% - 負債 )÷ 時価総額 )
キャッシュニュートラルPERは
企業の清算価値も評価に入れた指標。
なぜ算出
するの?
同じPER15倍の会社でも
内容が違うから。
- 現金が少なくて借金が多い会社
- 現金が多くて借金ゼロの会社
このように同じPERであっても後者の方が
内容が良いのは誰がみても明らか。
PERだけでスクリーニングした後は
企業の財務チェックです。
PERの目安に重きを置いているページなので簡単にしておきますが、
- 売上高の推移
- 収益
- 自己資本比率
- 現金保有額
- 有利子負債額
- 配当性向
上記をチェックしてふるいにかけます。
いくらPER倍率が低いからといっても
さすがに財務状況が良くないと
これからの企業の成長度に疑問符なので
財務内容が悪いと
投資対象から外していきます。
そして、残った企業については
チャートをみます。
そこで株のテクニカル分析です。
テクニカル的に
買えそうだなと思ったら買い。
チャート的に買えないと思ったら保留。
ウォッチリストに入れて
次の買いのチャンスに備えます。
具体的なバリュー株の探し方については
別ページで詳しくご紹介。
→ バリュー株の探し方をします。